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測量士ってどんな仕事?資格の取り方や業務内容をまとめました

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2022.09.27

測量士ってどんな仕事?資格の取り方や業務内容をまとめました

測量士とは、国土交通省国土地理院が管轄している国家資格であり、道路やビル、家などを建てる前に行う「土地を計測する」仕事を担います。

資格の種類には「測量士」と「測量士補」の2種類があり、それぞれ難易度や仕事の内容が異なります。

本記事では、測量士の概要、資格の取り方や業務内容について解説していきます。

建設業界に従事されている方や、これから測量士の資格取得を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

測量士とは

測量士とは、国土交通省国土地理院が管轄している国家資格です。

土地の位置や面積、距離などの測量を行う仕事であり、建設工事を行う際には無くてはならない存在です。

ここでは、測量士の概要について解説していきます。

測量士の業務内容

測量士の業務内容にはさまざまなものがあり、全ての業務を習得するためには一般的に5年程度かかると言われています。

測量士の仕事は「外業」と「内業」に大別されます。

外業とは、測量のことを指します。

建設現場などに赴き現場で測量を行う一般的なイメージ通りの業務内容です。実際の測量では計画書に基づき、チームで現場に行って測量を行うことが多いです。

測量を行う場所は、整備された街中だけではなく開発されていない土地も多いため、作業以外にも移動時間に多くの時間を要する場合もあります。

そのため、測量自体の作業時間は短かったとしても、現場への移動時間を含めると拘束時間が長くなることもあります。

また、内業とは、外業以外の事務所で行う業務を指します。

測量前の計画書の作成や測量データなどをまとめたり、図面を作成したりする業務です。

測量計画を作成する際には、天候や時間帯などを考慮し、外業で測定しやすいスケジュールを立てていきます。

そのため、全体の作業計画では外業の作業日程を先に決め、空いている時間を内業にあてるケースが一般的です。

事務所内での仕事と聞くと外業よりも楽に感じるかもしれませんが、実際には大量のデータの取り扱いや細かな計算も必要となってくるため、簡単な仕事ではありません。

 

その他、測量事務所には「公共系」と「民間系」の事務所が存在し、それぞれで測量する内容が異なります。

公共系では、公共建築物や道路・トンネルなどの測量を行います。

一方、民間系では、家と家の境目を測量するなど、司法書士の登記業務に付随した測量を行います。

そのため、自身がどのような測量士になりたいかによって、目指すべき測量事務所も異なってきます。

公共系と民間系では、求められる知識や技術も異なるため注意が必要です。

測量士に向いている人

測量士に向いている人は、どのようなタイプの人なのでしょうか。

測量士や測量士補として仕事をする上では、さまざまな知識や技術が必要となってきますが、適正を判断するためには自身のパーソナリティも重要です。

以下で、詳細について説明していきます。

几帳面で手先が器用な人

几帳面で手先が器用な人は、測量士の仕事に向いていると言えます。

測量は細かで正確に行う必要のある作業が多く、測量後の内業でも図面の作成やデータの集計などの細かな注意が必要なデスクワークが多いためです。

また、建設工事などの工程全体を考えると、測量士が作成した図面を基準にして後の工程が進んでいくため、間違いが許されない業務でもあります。

チームワークを大切にできる人

チームワークを大切にできる人は、測量士の仕事に向いていると言えます。

測量士の仕事は外業で測量を行うだけではありません。現場への移動時間も含めれば、1日中行動を共にすることも多いため、チームワークが大切になってきます。

外業は2人~5人程度のチーム体制で測量を行っていくため、チーム内で進捗を確認し合い、協力しながら業務を進めていく必要があります。

限られた人員の中で効率的に測量作業を進めていくことは、業界内で最も求められているポイントの一つです。

コミュニケーション能力がある人

コミュニケーション能力がある人は、測量士の仕事に向いていると言えます。

測量業務は外業・内業の双方において、黙々と作業を進めるイメージが強く人との関わりが少ないように感じる方もいるかもしれません。

しかし、公共系の事務所であれば、頻繁にクライアントと打ち合わせを行う必要があります。

また、民間系の事務所であれば、作業現場の近隣住民とコミュニケーションを取り、円滑な関係を築きながら作業を進められるよう調整が必要となります。

また、コミュニケーション能力は測量チーム内のマネジメントにも直結するため、測量士として働くうえでは必須スキルであると言えるでしょう。

体力がある人

体力がある人は、測量士の仕事に向いていると言えます

。測量の仕事は、スケジュールによっては、気温や天候など関係なしに外業を行う必要があります。

また、作業現場への移動時間が長時間に及ぶ場合も多く、拘束時間が長くなることから体力が必要となってきます。

また、外業の合間に内業を進めるケースも多く、繁忙期などは増加した内業の作業を処理するために残業が続くこともあります。

そのため、一般的なイメージ反して測量士は体力が必要となる職業なのです。

気になる測量士の年収や将来性は?

測量士として建設業界に従事することを考えている方にとって、年収や将来性は気になるポイントの一つかと思います。

ここでは、それぞれについて紹介していきます。

測量士の年収

測量士の年収は、実務経験に左右される面が大きく幅が広いです。

地域差はありますが、一般的に入社1年~2年で200万円~300万円、入社5年~10年でチームリーダーや主任を担当するようになると500万円程度の年収が目安となっています。

また、入社10年以上で上位の役職に就くようになると年収700万円~800万円程度までに昇給するようです。

大手事務所か小規模事務所か、公共系事務所か民間系事務所か、といったポイントによる年収の差はほとんど無いようです。

これは、規模の小さい事務所であったとしても、従業員に対する給与での還元率が高い事務所もあるため、事務所の規模は給与の金額に正比例しないためです。

測量業界は、経験が浅いうちは大変ですが、同じ事務所で働き続けて戦力と認められるようになれば、実力に応じて給与が上がっていく業界です。

測量士に将来性はある?

測量士の将来性は、どのようになっているのでしょうか。

近年の測量技術、AIやドローンの技術の発達により飛躍的に進歩しています。

今後はAI技術がさらに発展することで、内業の大半をAIに任せることもできるかもしれません。

しかし、時代や技術の進歩によって測量士の仕事がなくなることはありません。

技術の進歩によって仕事がなくなってしまうのではなく、今まで行ってきた作業が簡略化され作業効率が向上すると捉えるのが正しいです。

これまで人力で行ってきた業務を機械に任せることで、作業効率の向上や残業時間の削減などのメリットを得られます。

測量士においては、チーム内のマネジメントやクライアントとの折衝など、最新技術を使いこなし人間でなければできない業務に、これまで以上に注力することができるメリットがあります。

測量士として年収アップを図るには

測量士として年収アップを図るには、事務所内で経験を積んで昇給していく他に、独立開業による方法もあります。

しかし、独立開業には測量士以外の知識や、業界関係者とのネットワークが必要となります。

まずは、測量士の資格を取得し、測量事務所で実務経験を積みネットワークを構築することが、独立開業に向けた近道と言えるでしょう。

測量士は独立開業により成功することができれば、年収800万円以上を狙っていくことも十分可能な職業です。

測量士になるには?

測量士の資格を取得するには、「測量士資格試験に合格する」「学校で学び、必要に応じて経験年数を積む」という2つの方法があります。

以下で、順番に紹介していきます。

測量士資格試験に合格する

測量士資格試験に合格することで、測量士になることができます。

最もシンプルな方法ですが、資格試験の難易度は高く入念な準備が必要となります。

試験概要や合格率については、後述します。

学校で学び、必要に応じて経験年数を積む

学校で学び、必要に応じて経験年数を積むことで、測量士になる方法もあります。

資格試験に合格する方法で測量士になる場合に比べて、試験の合否に左右されずに資格取得できる点が魅力です。

学校で学び、必要に応じて経験年数を積む方法には、下記の3つの選択肢があります。

・文部科学大臣の認定した大学、短期大学、高等専門学校において、測量に関する科目を修め卒業し、測量に関する実務経験を積む(大学の場合は1年以上の経験、短大・高等専門学校は3年以上)
・国土交通大臣の登録を受けた、専門の養成施設において測量士補となるための専門の知識・技能を修得し、測量に関する実務経験を2年以上積む
・測量士補の資格を持ち、国土交通大臣の登録を受けた専門の養成施設において、高度の専門の知識・技能を修得する

測量士試験の概要と合格率

測量士試験の概要について、直近に行われた2022年の試験概要を下表にまとめます。

2023年の試験概要についてはまだ発表されていません。測量士の受験を希望される方は、国土交通省国土地理院の公式サイトを参考に確認するようにしましょう。

受験資格学歴や実務経験等に関係なく受験可能
試験方法筆記試験
試験日時2022年5月15日(日曜日)

測量士試験:午前10時から午後4時まで(午後0時30分から午後1時30分まで休憩)

測量士補試験:午後1時30分から午後4時30分まで

試験手数料測量士試験:4,250円 測量士補試験:2,850円
必要書類等受験願書1部

写真票等1部(下記3点が貼付されているもの)
試験手数料の収入印紙
顔写真1枚(縦4.5cm横3.5cm)
63円切手

受験願書受付期間2022年1月5日(水)から1月28日(金)まで

※郵送の場合は、2022年1月28日(金)までの消印があるものに限り受け付けます。但し、後納郵便、別納郵便の場合は、2022年1月28日(金)までに必着。

電卓の持込み不可

※測量士の試験のみ、国土地理院で用意された電卓が使用可能

合格発表2022年7月5日(火)午前9時

・国土地理院、国土地理院各地方測量部及び国土地理院沖縄支所において合格者の受験番号及び氏名を公告するほか、全受験者宛てに試験の結果(合否)を通知します。

・国土地理院のホームページ上に合格者の受験番号、解答例を掲載します。

参考:国土地理院HP

また、測量士の合格者数や合格率は下表のとおりです。

受験者数に大きな変化はないですが、合格率は2021年で大きく増加していることが分かります。

測量士の資格試験は受験資格の制限が無く、誰でも挑戦することができる資格です。

測量業界未経験の状態からでも、独学で必要とされる知識を身に付けることで合格することが可能です。

 

実施年受験者数合格者数合格率
2021年2,773人498人18%
2020年2,276人176人7.70%
2019年3,232人479人14.80%
2018年3,345人278人8.30%
2017年2,989人351人11.70%

引用:JQOS.jp 日本資格取得支援

まとめ

本記事では、本記事では、測量士の概要、資格の取り方や業務内容について解説してきました。

測量士とは、国土交通省国土地理院が管轄している国家資格です。

土地の位置や面積、距離などの測量を行う仕事であり、建設工事を行う際には無くてはならない存在です。

また、測量士の資格試験は受験資格の制限が無く、誰でも挑戦することができる資格です。

測量業界未経験の状態からでも、独学で必要とされる知識を身に付けることで合格することが可能です。

勉強時間を確保して過去問を繰り返し解くことで、必ず合格できる資格ですので、

建設業界に従事されている方は、将来のキャリアアップを視野に入れ、ぜひ資格取得に挑戦してみましょう。

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